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MICHEL VRAY
UNE INTERVIEW EXCLUSIVE réalisée par daNIel le 14/05/2009 dans les ateliers du squat de la rue de la Tour des Dames à Paris (9).

パリ9区、鉄の建物の最上階膨大なキャンバスとくず鉄の彫刻、色とりどりの壁面、木、布、紙、金属など・・・ここでは、オブジェたちが魂を探し求めている。
このスクワット(アーティストに不法占拠された建物)は、女性、男性、オブジェ、そして彼らの共通の夢の出会いの場所だ。
画家であり、詩人であり、編集者でありながら、何よりもまず内面的なものを追及している作家である、 Michel Vrayと出会い。

MICHEL VRAY

ダニエル:自分を自己紹介するとしたら、どういう言葉を選ぶ?アーティスト?画家?

ミッシェル:詩人だね。仕事ではなくて、状態を表す言葉だから、気に入ってるんだ。

aniel:つまり、君が「僕は詩人です」というときは、人々は君が何者かわからないということだ!

ichel:そうだね、全然はっきりしないだろうね。詩人って何?多くの人々にとって、詩人と言えば、RIMBAUD や BAUDELAIREやVICTOR HUGOだが、ANTONIN ARTAUD以降、それが少しぼんやりし始めた。人々はあまり彼のことを知らないんだ。少し知っている人は、「あー、精神病院で生活していた人ね!」と言ったりする。だから、僕は自己紹介するときは、詩人と言うんだ。僕は文章を書いている時は、絵を描くことはできないけど、それがとても気に入っている。絵を描いている時は、文章を書くことはできない。にも関わらず、この2つは共存しているんだ。

aniel:フラストレーションを感じないの?この2つの世界を1つにしようと思ったことは一度もないの?

ichel:全くないね!僕が書いている時は、書くことに集中している。本当にすっかり自分の世界に入りこむんだ。ここで書いたり、もしくは他の所で書いたりするけど、僕はビストロのテラスで書くようなまねはしない。そんなばかばかしいイメージを持つのはやめてほしい!詩人というのは、朝起きて、食事を取り、顔を洗いに行くような普通の人間なんだ。でも、僕が書いている時は、本当にすべての時間を費やしてしまう。まさに、書くために取っている時間だね。そして、飽き飽きし始めたら、自分に問いかける。「なぜ書いているんだ?」そして、今度は絵を描き始める。もちろん、「なぜ描いているんだ?」と思うまでね。全くこれは何かの役に立つんだろうか?さっぱりわからない。でも、1つだけわかるのは、僕はそれをせずにはいられないということだ。ただ、僕はこの2つを同時にはできない。朝に絵を描き、午後に文章を書くなんてことは、僕には絶対不可能だと思う。

aniel:ここは、何人かのアーティストが共同生活をしている場所だよね。君は、ここで仕事をしている人たちは、みんな心の奥に、共通の探求心や観念を持っていると断言できる?

ichel:「知らない」と答えるか、もしくは、「全くそうは思わない!」と答えるかだね。でも、あまりつきつめたくない。だって、つきつめていくと、この人よりあの人の方がいい、なんて判断することになるからね。こういう風に話すのは危険だね。なぜ彼らがここに住むという決断をしたのか、僕には全くわからない。なぜ人は絵を描くのだろうか?僕は40年前から絵を描いているけど、今でもなぜ描いているのかわからないよ。

aniel:わかりたいと思ったことはないの?

ichel:そんなことは本当にどうでもいいんだ。それでもやっぱり「何をしているんだ?」と自分に問いかける瞬間があるよ。

aniel:自分の時間を何に費やすか?

ichel:いや、自分の人生を何に費やすかだよ!時間と人生は、かなり違うよ!僕は永遠を信じているけど、この地球上には極めて限られた時間しかないという自覚もある。たぶん、ある意味、それが絵や執筆にかりたてるものなんだ。すべてのアーティストは自分の痕跡をどう残すかという問題を抱えていると思う。傲慢なアーティストや強迫観念に駆られた人たちが、時間の中に永続するためだけに描いているか、もしくは、セックスしたり、一杯飲んだり、散歩したり、花の匂いを嗅いだり、山を眺めたりするのと同じように、本当に必要でやっているかだね。絵や執筆はとても人間的なものだと思う。他の人に関しては、僕は答えられないけどね。

MICHEL VRAY

aniel:なぜ、アーティストじゃない人たちは、「時間ができれば、退職したら、あれもこれもやるんだ!」とよく言うのかな?

ichel:決定的な答えを知っているよ。すべての人は、アーティストなんだ。でも、みんなそれを知らない!展覧会やベルニサージュで壁面の作品と対面して、「自分にもできるんじゃないか?」と思う。

aniel:がっかりすることもあるんじゃない?

ichel:うん、そうなんだ。でも、だれでも何か少しはできることがあると思う。実践して習得しなきゃいけないんだ。僕は、巨匠の油絵のコピーから始めた。14歳で、油絵だ。すさまじい悪臭のする部屋を持っていたよ!僕の両親はとても賢明で、僕の好きなようにさせてくれた。家族の中には、他にもミュージシャンや画家などのアーティストがいたから、「ようやく、彼も熱に取りつかれたようだね。好きにさせてあげよう!」と言っていた。いい両親だよ!普通の両親は、財界人や銀行の支配人やエンジニアになってほしいと思うけどね。僕の父と母は、僕をよく理解してくれて、絵の具やキャンバスや筆を買ってくれた

aniel:両親は、アーティストだったの?

ichel:いや、父は時計職人だった。これは、一つのアートだよ。彼は時間と遊んでいたよ!

aniel:アーティストは、自己と他者の存在、つまり自分自身の内の世界と外の世界の関係に、特別な感覚を持っていると言えるかな?

ichel:もちろんだよ。僕が初めて参加したフランス・カルチャーの番組のことを思い出すよ。ディレクターが、僕のことを「詩的なオブジェ」と取りあげて、これはとてもおもしろいと思ったね。彼は、夢の世界や人生の概念の世界に入るために、僕の肉体的な外見を取り除いていた。これはよかった。というのも、僕はたぶん単なるオブジェでしかないんだ。描き終えた絵は、すでにチューブの中にあったものなんだ!チューブを押したら、もうするべきことはわかっている。描きたいという欲求があって、その欲求はどこからきたのか?これは謎だけど、謎にしておく方がいいと思うよ!

aniel:謎にしておくしかないんだ!(笑)

ichel:そう、他にしようがない。でも、これを体験するのは非常におもしろいんだ!僕達は、この地球上で本当に小さい存在なんだということに気づく。でも、この小さい存在が表現したいと思うんだよ!自分自身のために、もしくは、他の人のために。絵の目的は、他の人に何かをもたらすことだ。僕は、自分のためにしか絵を描かない。まずは自分のために、それから他の人のために。

aniel:本を作っているよね。他の人のも出版している。出版する作家を選ぶために、セレクションをしなければならないよね。まず、作品で選ぶのか、もしくは人で選ぶのか、もしくはその両方か、知りたいんだけど。

Michel :それがとても複雑なんだよ。難しい質問だね。正直にいえば、まずは興味の持てる人間性で選ぶことが、しばしばある。そして、興味深い意見交換をしている時に、その人の文章が彼の人間性と一致していることに気づく。絵についても、少々同じ原則で、具象画家は、具象画家の頭を持っている。振る舞い自体も、具象的なんだよ。わかるかい?抽象画家やタシストやシュールレアリストは、生活自体が、抽象的で非定形的で現実離れしているんだ。つまり、本に関して僕が興味があるのは、まず人との出会いだね。その次に、その人が書いたものを僕に提案したとしても、だからと言って、たぶん出版はしないね。でも、10回のうち9.9回は、文章がその人物の人間性と一致することがある。これは嬉しいよ。だって、単に本を作ってもね・・・これを仕事にしている人たちは、僕よりはるかにうまくやっているよ。僕は、これは仕事ではないけど、楽しいんだ。職人としてではなく、アーティストとして作った、全く違うタイプの本もいくつかある。ページデザインが違うんだ。時々人にプレゼントするために、一冊しか作らない本だよ。発表することも、出版することも望まないんだ。だから、そこでは自分を解放することができる。本当に自分のやりたいようにやるんだ。だって、これは一つの愛情表現だからね。

MICHEL VRAY

aniel:わからないんだけど、どうして他の人のためにも自分を解放することはできないの?

ichel:できないよ。だって、他の人も視点を持っているんだ!作家は、当然変なフォントや並はずれた大きさの文字を受け入れはしない。編集の世界では、人々は極めて月並みな好みや行動におさまっている。本を売るためには、それを考慮に入れなければならない。やはり売ることが 目的なんだからね!

aniel:奇跡は、君の仕事と作家の要求が一致するときだね。

ichel:そうだけど、相手が僕に何も要求しないときが一番いいと言える。絵と出版の違いがわかる?絵は、僕だけの問題だけど、出版は、出版する人物の人生を少し知る必要があるというところが、ちょっと違うんだ。その人物は目を持っている。つまり彼の仕事について、見る権利があるんだ!もし、僕が何も文句を言われなかったら、それは僕がよくその人物を知っているからだ。僕は、他の人たちとどこまでやれるかわかっている。入念な文体で、全く飾りをつけることができないようなものもあれば、相手が文書を任せてくれて、やりたいようにやらせてくれる場合もある。彼らは、脳の中から何かを取り出しているから、がっかりさせないためにも、無意識の願望や期待に応えられるものを届けるためにも、やはり少しは他人の脳の中に入っていく必要がある。僕が作品を出版するときは、しばしば制作に1年か2年かかる。性急にはできないものなんだ。

aniel:アーティストの道を選んだ人たちは、他の人たちよりも生き生きしていると思う?

ichel:僕が知っている詩人はみんな、より何かを与える傾向があるね。つまり、それが生き生きしていると言えるなら、うん、そうだね。アーティストや職人は、生き生きするために十分にコミュニケーションを図るね。

aniel:でも、日常的制約は、他の人と同様にアーティストにもプレッシャーをかけている?

ichel:与えているだろうね。でも、アーティストはそのピレッシャーから抜け出さなければいけない。僕にとっては、お金は全く何のプレッシャーにもならない。しかし、食べ物やワインを買うために、メトロに乗るために、お金は必要だ。でも、たぶん僕たちはある意味もっと自由なんだ。お金がなければお金はない!もし、本当に本を作りたいと思って、食べ物を買うか紙やインクを買うかの選択を迫られたら、そうだね、今は紙とインクを買うね!そっちの方が大事な気がする。

aniel:アーティストは、選択に際して、他の人よりも自制できると思う?

ichel:そう思うね。他の人がどうなのかは知らないけど、僕は、何かに強く取りつかれている時は、不足を補えるものを買う。僕が本を作り始めると、本当に入り込んでしまって、ページデザインで信じられないほどの強い快感を感じるんだ。これはマジックだね。白紙のページを目の前にして、わかりやすい方法で他人の考えを編集しなければならないんだ!すばらしい問題提起を伴った一瞬一瞬だよ。これは、本当に夢中になるね。

aniel:アーティストが世間に作品を発表するとき、負うべき責任はある?

ichel:それは、壮大な質問だ!たぶん、そうだね。僕にとって、アーティストの原理と目的は、頭の中にあるものを明るみにして、他の人に送り届けることだ!僕達は、ある役割、それも真の役割を担っていると確信している。単に、筆とキャンバスで遊んでいるわけではない。僕たちは、人間的な創作活動に参加するためにここにいるんだ。

MICHEL VRAY

aniel:アーティストは、人々がそれぞれの夢に近づくための手助けをすることができると思う?

ichel:うん、うん、それは確かだね。

aniel:ということは、逆に、その夢から遠ざけることもあるのかな?

ichel:そうだね、だからこそ、アーティストは何らかの責任を担っているということを決して忘れてはいけないんだ。

aniel:それは大変だね!君は責任感を感じるの?

ichel:すごく感じるよ。だからといって、真剣には受け止めてはいないよ。それだけを感じているわけではないけど、それは明らかで、とても重要なことだと思う。僕は、ほんの10年前にそれがわかった。40年前から絵を描いているのに、10年前にやっとわかったんだよ。

aniel:何がわかったの?

ichel:自分は地球上で、たった一人自分の世界で自分のことをやっているわけではなく、包括的な愛や、よりよい世界をつくるための働きに参加しているってことだよ。つまり、これが他人を近づけるんだ。とても人間的なやり方で絵を描いたり文章を書いたりする時点から、他の人に近づき、必然的に他の人はこちらにやってくる。というのも、僕が生み出すイメージの中に、人々は熱意を見出すんだ。「子どもたちを私のところに来させなさい。」(イエス・キリストの言葉)という意味では全くないよ。でも、そういうことがとても大事で、そうやってシュールレアリストやコブラのようなグループが生まれたんだと思う。文体や絵画についてほぼ同じような考えを持って集まってきた人たちだ。それぞれが他の人に何かをもたらす。一旦すべてが包括されると、世界の他の人たちにもたらす。僕が最も信じていることは、僕たちは社会の中である役割を担っているということだ!その役割は月並みなものではないんだ。だって自分自身を与えるものだから!何かを贈ったり売ったりする度に、僕自身の一部を贈るようなとても奥深い気持ちになる。それが大好きだね。

aniel:他の人の人生で何を最も心配している?

ichel:孤独だね!人々は、完全に孤独な世界で生きていると思う。人々の間の意見交換がとても少なくて、だれかと話し合うことがめったにない。

aniel:アーティストは、他の人たちより、孤独や沈黙をあまり恐れないのかな?

ichel:たぶん、他の人たちより、もっと孤独な世界で生きているよ。

aniel:アーティストは、より孤独と共にいる。

ichel:そうだね。でも、孤独を恐れてはいない!アーティストはとても孤独だと思う。制作は、孤独な作業だ。絵を描いている時は、誰も助けてはくれない。本当に奇妙だよ。もちろん描き終わると、人々は「とてもいいね」とか「気に入らない」とか言うけど、本音は、そんなことはどうでもいいんだ!「この絵はとてもいいけど、青かったらもっとずっといいだろうね。」なんてばかげたことを言っているのをよく聞く。絵を描いている時は、自分の絵と絵の具とキャンバスと共にあって、世界でたった一人なんだ。愚作もあれば大作もある。それがまた絵というものだ!

MICHEL VRAY

aniel:もし、普段の生活に縛られて、君とは反対の生き方に引き込もった人に出会ったとする。君はどんな助言を与える?この人を前進させたいと思う?

ichel:いや、全く!簡単で的確な理由として、僕に与えられた時間は限られているし、それは僕のもので、どんな人とでも自分の時間を失うようなことはしたくないんだ!今言ったことは、自分でもぞっとするけど、でも、そう思う。君はちょっと難しい質問をしたね。これは、いろんなことを引き起こす問題だ!もし、君と僕の間に最低限の共感がなかったら、僕は君に来る必要なないと言っただろうね!時間を持て余してるわけではないからね。僕は仕事や人生や体や頭や日常生活に、かなり個人的な苦しみを抱えている!それに、僕は教祖的人物ではない!僕に言えるのは、僕は僕自身のことしかわからないということと、知らない道にいる人々を道に迷わせたくはないということだけだ。

aniel:アーティストは何の解決策も持っていないということは明らかだけど、多くの人の縛られた貧困の状況の中で考えてみたいんだ。変化に乏しい日常生活を少しでも変えることができるとしたら、どんなことだろう?

ichel:パスカルは、砂粒やシロン(ダニの一種)はすべての機械を麻痺させると言っている!興味深い質問だね。僕はすでにそういう人たちに出会ったことがある。彼らに心の準備ができていなければ、十分な教養を持っていなければ、絶対に解決できないような問題なんだ。他人の問題を限定して、安らぎをもたらすためには、その人と結婚しないといけないよ。10年ものの仕事だ! 僕が今まで関係を持ってきた人たちは、みんな優しくて愛情に満ちて聡明で、僕と同じように動く人たちではないけど、それでも共通点がある。彼らに足りないものは何もなく、何も求めてはいないが、ある意味、全てが足りなくてすべてを求めているということだ。つまり、僕も同じで、僕たちは共通のものが欠けているんだ。「似た者同士が集まる」という格言を知っているよね。僕は、誰かのために人生の5、6年を費やしたくはない。僕は、ピエール神父ではないからね。僕は、ミッシェルおじさんでしかないんだよ!(笑)

MICHEL VRAY

L'INTERVIEW DE MICHEL VRAY S'EST TENUE LE 14/05/2009 DANS LES ATELIERS DU SQUAT DE LA RUE DE LA TOUR DES DAMES PARIS 9ème,

PHOTOS DES DESSINS ET PEINTURES PRESENTEES AVEC L'AUTORISATION DE L'ARTISTE.

TRADUCTION JAPONAISE :
Reiko NONAKA

Michel VRAY
réalise des livres et publie des auteurs :

édition "
M M M"

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