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ANnCO MIURA
UNE INTERVIEW EXCLUSIVE réalisée par daNIel le 24/09/2011 au squat d'artistes du 59 rue de Rivoli à Paris.

TRADUCTION JAPONAISE : SHIHO SHIMONAGANO

ANNCO MIURA

リヴォリ通り59番地のスクワットでにぎやかなアーティストとともにアトリエを構えている、画家かつアーティストの三浦アンコさんと出会った。

ダニエル(以下D)日本のどちらご出身ですか。

アンコ(以下A):静岡で生まれ育ち、その後東京で暮らしていました。今、私の家は東京にありますが、家族は静岡に住んでいます。

Daniel :どのような経緯でフランスにいらっしゃったのしょう。

ANnco :日本に住んでいる時、パリとロンドン、どちらへ行くか迷っていました。日本で出会ったフランス人たちと気が合ったので、結局フランスを選びました。

Daniel :なぜヨーロッパで生活する必要性を感じたのでしょう。そうしなければならないわけではなかったのに。

ANnco : 全て自然とわきおこったことなんです。フランスで生活したい、経験をしたいという素直な気持ちがあっただけで、特別野心はありませんでした。もし、フランスに腰をすえることができなかったら、あっさりと日本に帰っていたでしょう。でも今は、パリは、私の人生の中で特別な位置を占めています。時にはベルリンやイタリアに行くことがありますが、パリに帰ってくる度に、本当にほっとします。

Daniel : アーティストとして人生を歩むことをいつ決心されたのですか。

ANnco:私が幼い時、まだお箸の使い方すら知らない時にはもう絵筆を手にしていました!
もっと具体的に言うと、まだ18歳くらい、メイクそしてボディペインティングに興味を持ち始めた時です。コスメブランドのマリークヮントで販売員として働いていたのですが、だんだんと単に商品を売るのではなく、私の技術を見てほしいと思うようになりました。そして、ある人からそれを実現するように勧められ、アーティストとしての人生を歩み始めたんです。ごく自然に。

ANNCO MIURA

Daniel:ご家族の中にアーティストはいらっしゃいますか。

ANnco:いいえ。

Daniel:ご家族は、あなたの選択に反対したり、ショックを受けたりしませんでしたか。

ANnco:いいえ、私の家族は、いつも私の選択を尊重してくれました。これが私の人生だということを理解してくれています。

Daniel:現在パリでは、主にどんな活動をされていますか。

ANnco:映画の仕事ではプロフェッショナルメイクアップアーティストとして、または自分のデッサンのエキスポジションもしています。

Daniel:ご自分のデッサンに十分満足されていますか。

ANnco:本当に満足することは決してありません。だからこそ描き続けてるんです。

ANNCO MIURA

Daniel:なぜ満足できないのでしょう。ご自分のデッサンのどんなところに納得いかないのでしょうか。

ANnco:人間って、決して完全に満足することができない生き物なのだと思います。私の作品においては、時にはあるひとつの線、ある一部分には納得できるけれど、他の部分は納得しかねるというふうに。

Daniel:全てのアーティストは、あるひとつのことを表現しようと活動しているのだと思われますか。彼らはみな同じことを伝えたいと願っているのでしょうか。

ANnco:それぞれが、それぞれの表現方法を持っているのでは。歌、デッサン、ダンスなど。

Daniel:ええ、でも最終的には同じことを伝えようとしているのでしょうか。

ANnco:言葉には表しがたい何かを表現したいのでは。全てのアーティストにとって、到達目標は同じでも、表現方法はそれぞれです。

Daniel:カタツムリは、まさにその表現しがたい「何か」に興味を持っているんです。私は、時にその何かを「夢」、時には「道程」と呼んでいます。
あなたのお考えでは、私たちはそれぞれ、ある道程をたどっている途中なのでしょうか。
その「何か」に導かれて少しづつ見出される道程をたどっているのでしょうか。あなたご自身は、自分が導びかれながら道程をたどっていると感じたことはありますか。

ANnco:ええ。あなたがおっしゃる「夢」によって導かれているのだと思います。だからこそ、私は、まるで食べたり飲んだりするかのように、自然に描くことができるのだと思います。「ça va? (元気?)」と言われたら 「oui, ça va!(元気だよ)」と言う。
絵描きは「oui, ça va!」という絵を描きます。歌い手はそういう歌を歌い、踊り子はそういうダンスをします。料理人もそういったごはんを作るはず。
それが私たちの異なる自己表現方法だと思います。

ANNCO MIURA

Daniel:いつからそのことを意識していらっしゃいますか。

ANnco:意識したことは全然ありません。今日は、この話題になったから肯定することはできますが、日常においては、そうしたことを意識せずに自然に行動しているんです。

Daniel:生きるべき人生から逸れてしまうことはあり得ると思いますか。あなたはアーティストであり、創造の世界に生きています。でも、誰もがみなアーティストではない、むしろ大多数の人はそうではない。もしかしたら、あなたは異なるスタイルの人生を歩み、異なる道程をたどっていたかもしれない・・・つまり、人生において、私たちは決定し選択していかなければいけない。もしかしたら、間違った決心をし、いわゆる人生を「逸れてしまう」かもしれない。人生を踏み誤ってしまうことはありうるのでしょうか。

ANnco:おもしろい質問ですね。まずはっきりさせておきたいことは、私にとって描くことと働くことは同じ意味ではありません。フランスで生活し始めたころ、フランス人から「今日は働いたの?」という質問される度に驚いたものです。私にとって、描くことは働くことではない。描くことは日常生活における行為、それ以上のものではありません。
先ほどの質問にもどりましょう。もし道を選び間違えたことに気付いたら、途中で引き返せばいいんです。誰にでも間違いはある。私は人生において失敗はないと思っています。

Daniel:失敗ではなくとも、結局時間の無駄ではありませんか。

ANnco:では車の運転をしているところを想像してください。この道を進もうと決心し、たとえ、その先で結局事故に遭ったとしても、私たちはその道程において、いろんな人と出会い、さまざまな経験をしている・・・つまり、事故にも関わらず、その道を選んだことは間違いではなかったんです。それに、また0から再出発しなければと思っても、実はそうではないんです。なぜなら、その道程で成長し、もう以前と同じ私たちではないからです。

Daniel:フランスで生活しているあなたから見て、フランス文化と日本文化が、お互いにもたらしあえるものとは何でしょうか。それぞれの文化において、最も欠けているものとは何でしょう。どんな交流ができることでしょうか。

ANnco:日本は新しいものに重要性を見出しすぎていると言えるかもしれません。古い建築物を取り壊し、新しいものをどんどん建てていく。反対にフランスは、古いものにこだわりすぎかもしれません。


Daniel:人の行動においてはどうでしょうか。

ANnco:人の行動を一般化するのは難しいと思います。

Daniel:では、ある日本人とフランス人が、1日一緒に過ごすところを想像してみて下さい。彼らは、お互いに補い合えるものでしょうか。

ANnco:日本人は他人に対して気を使いすぎ、フランス人は自分のことに集中しすぎると言えるかもしれません。日本人は、まずは相手のことを考え、自分のことは後回しにする。フランス人は、まず自分を優先し、他人は後回しにする。極端に一般化するとですが。これは単なる違いであり、異なっていて当たり前です。

Daniel:でも相互に欠けているところを補い合えるのでしょうか。

ANnco:「欠けている」という言葉はふさわしくないとおもいます。個性は異なっていて当たり前であって、欠けているものなどありません。ただ違っているということだけ、それでいいんです。。

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PAINTING PHOTOS © ANnCO MIURA - PHOTO PORTRAIT © daNIel

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