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JUN HORIDE
UNE INTERVIEW EXCLUSIVE réalisée par daNIel le 12/04/2007 à Tokyo dans un jardin public de Daikan Yama.

堀出隼は、好奇心を持って人生を楽しむ。とかく、人や物や日常の小さな事柄を観察し写真に撮る。社会が彼のアトリエだ。渋谷の近く、代官山にある小さな公園。周りでは幼稚園児が遊んでいる。きれいな幼稚園の先生達と同様に、彼の言葉も魅力的だ。

........JUN HORIDE

Daniel : どういう言葉で自分を自己紹介する?

Jun : 一般的に、雑誌や広告やカタログや洋服などの印刷物のグラフィックデザイナーです。

Daniel : 基本的には、デッサン?それともコンピューターグラフィック?

Jun : デッサンするデザイナーであり、フォトグラファーでもある。つまり、周りに見えるものはすべて自分の仕事になる。

Daniel : 視覚的なものは、すべて仕事に使えるってことか・・・

Jun : そう。何でも使うんだ。デッサンもできなければ、写真も撮れないデザイナーもいるけど、僕はできる。もちろん、フォトグラファーやイラストレーターの仕事もあるから、ある程度の範囲までは自分自身でやりたい。もし何かの写真のために自分の技術が足りない場合は、それができるフォトグラファーに頼む。でも、できる限り、視覚的なものはすべて、他の人の目ではなく自分の目を通して見るべきだと思う。

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..........メガネセレクトショップにて「STOP=小休止」をコンセプトにした写真、ドローイングによる展覧会の開催。(2010) 展示作品サンプル。

Daniel : 自分でやるんだね!それが君の仕事なんだ。このデザイナーの仕事をしていて、他の人たちと比べてかなり違う人生だと感じる?

Jun : いや、そうは思わない。若い時は「僕はデザイナーなんだ!」と思っていた。ちょっと頭でっかちだったよ。でも、少しずつ変わっていった。だって、人はみんな違うし、全ての人を尊重したいからね。地下鉄の中で見かける人たちは、普通の人たちに見えるけど・・そういう風に判断したくはない。だって、結局のところわからないからね。

Daniel : 人を分類したくないんだね!

Jun : もしかすると、この普通に見える人がとても音楽がうまかったりする。

Daniel : 君の生活のリズムは他の人と違う?ほとんどの人は、毎日好きでもない仕事に負われているけど、君の周りの友達は、みんなアーティスト?

Jun : 僕の周りは、そうだね。でも、やはり違う仕事の人たちとも話したいと思うよ。僕はかなり好奇心が強いんだ。日常生活が大好きだし。急いで歩いている人の中で立ち止まって・・地下鉄や駅で写真を撮って・・人は僕を「少し変な人」みたいに見るけど、僕にとってはそれが日常生活で僕に刺激を与えてくれるものなんだ。

...................JUN HORIDE

..............................................................................作品TYPE-C09-14(片面サイズ188mm×173mm)

Daniel : おそらく、日常生活が君にインスピレーションを与えるのは、君が少しずれているからだね。でもその良さがわかるためにはまさに必要なことだね。

Jun : そうだね、たぶんずれているね。例えば、僕は歩きながら現実味のあるものを見る方が好きなんだ。例えばギャラリーよりもこの公園にいる方がいい。この僕のポートフォリオみたいに、私生活と仕事のイメージを混同するのが好きなんだ。

Daniel : 君の話を聞いていて思ったんだけど、そういうのがアーティストだという気がする。他の人には仕事があって、家に帰ったら私生活がある。僕はいつもそれにショックを受ける。

Jun : 僕もだよ!

Daniel : たぶん、アーティストにとっては、全部同じで一つの生活しかないんじゃないかな。

Jun : 仕事には規則があって、10時には事務所にいなくてはいけない!でも、地下鉄の中でも僕はデザイナーなんだ。僕が大好きな言葉は、「仕事ために遊ぶ」で、アイデアを得るために遊ぶんだ。ほとんどの人は、お金を稼ぐため、バカンスに出かけるために働いているから、それには少し反しているよね。僕は自分の仕事のために遊ぶ。これは僕自身のアイデアではないけど、この言葉を見た時、衝撃を受けて、「これだ!」と思った。人生って何だろうって考えたけど、自分の仕事のために遊ぶ、何かの目的のために度々出かけることだね。

....................JUN HORIDE

Daniel : 今の君の生活は夢見ていたもの?それとも学業を終えた時は他のことをしようと思っていた?

Jun : 僕にとっては自然なことだったね。この周りで遊んでいる子供たちの歳の頃、僕は絵を描くのが大好きだった。両親は学校の美術の教師だったから、僕の家はデッサンの学校みたいなもので、書斎にはたくさんの美術本があった。僕の母は、やや伝統的な日本人。父はヒッピーで、2年間ヨーロッパを旅行した。スウェーデンに行って、これがヒッピーの生活だ!と思ったらしい。小さい時、父はよく僕に「ヨーロッパはいいよ、ぜひ行くべきだ。」と言っていた。だからフランスに留学した時、僕にとっては全てがとても自然なことだった。僕はアートが好きだけど、強要されたものではなく、自然なこと。両親に感謝しているよ。(笑)

Daniel : だれでも心の奥底に夢というか、人生で実現すべきとても大切なものを抱えていると思う?

Jun : 難しいね。そうだと思う。でも、自分の中に何かがあることを知らない人もいる。そう感じるね。僕自身も同じだよ!僕も自分の中にある何かを探している!自分には何ができるだろうって・・僕はたぶん、一般的な人たちよりそのことを考えているね。

Daniel : 彼らはどうしてわからないんだろう?聞こうとしないのかな?アーティストは、たとえ明確に表せないとしても、たぶん自分の中に進むべき道がある。時には変わった道であっても。他の人達は、日常生活の中に閉じ込められたままなのかな?

Jun : うん、でも僕が立ち止まって人を見る時、僕から見たら彼らは幸せだよ!もちろん僕からしたら、彼らは想像力を使ってもっと何かをすることができるはず。でもそれは僕から見て思うことで、彼らにとっては、それで十分なんだろうね!

Daniel : 願望と夢には、どういう違いがあると思う?

Jun : 夢は「いつか水星に行きたい!」ということ。

Daniel : つまり、不可能なこと?

Jun : もし、願望との違いを見つけるとしたら、そうだね。それは不可能なことで、願望よりさらに遠いもの。願望はもっと実現可能なこと。

.....................JUN HORIDE

................................................................................作品TYPE-A06-19(片面サイズ188mm×80mm)

Daniel : 一般的に、アーティストやクリエーターは、他の人たちより、頭の中がずっと自由だと思う?

Jun : いや、時には人が想像している以上に難しいよ。みんな、アーティストは自由だと思っているけど、頭の中はもっと複雑で大変なんだ。

Daniel : 「自由でいる」って、どういうことだと思う?

Jun : 自由?仕事で、人はよく僕に「君は自由だね!」って言う。例えば、僕の上司がロサンジェルスに行った時、お土産を買って来てくれたんだけど、「Freedom」と書いてある石なんだ。「これは君のためにあると思った。これは君にピッタリだよ!」ってね。

Daniel : でも、アーティストは、仕事に縛られているかもしれない。自分の世界のことしか考えないで、自分を他の人から遠ざけているということに気づいてた?

Jun : うん、彼らは、僕は人の言うことを聞かないって言うんだ!時々、僕は自分の小さな世界に入り込んでいるけど、その時間が大好きなんだ。そういう時に実際に自由を感じる。人も大好きだけど、自分の小さな世界に戻るとき、僕は本当にアーティストだって感じる!

Daniel : では、一つ難しい質問。自由であることを学ぶために僕達はこの世にいるのかな?たくさんの人が幸せに楽しく生きたいと思っているけど、自由と喜びは共存できるのかな?

Jun : 最大の自由は、死んだ時だね。幸せになることは簡単だよ!僕はたくさんの幸せな人たちを見ているよ。不幸せな人もね・・・

Daniel : じゃあ、自由の反対は君にとっては何?

Jun : 小さい暗い部屋でたった一人の生活。冗談を言うことも外を見ることもできない。日常を観察することも、人に会うこともできない。

Daniel : 自由のない生活は、人間関係のない人生ってこと?

Jun : 愛のない生活!僕は愛を探しているけど・・・愛がどういうものか僕はまだわからない。今も探しているよ。

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子供服のパターン販売サイトのアートディレクション、ウェブデザイン、撮影(2009) パリの日常生活の魅力を感じられるようなサイトにして欲しいとの依頼を受けデザインしました。

Daniel : もし、アーティストではない、自分の奥底にあることを表現できない、やや単調な生活をしている人にアドバイスをするとしたら、どんなアドバイス?

Jun : うーーん・・・(考えて)自分が小さかった時のことを思い出して!

Daniel : どうして?

Jun : 子供の世界はたぶん大人の世界より小さいけど、さっき子供たちはよく小さいことで幸せになれるって話したよね。複雑に考えずに、大したものはなくても幸せだった、小さかった時のことを思い出して。それが僕の思う生き方だね。複雑にしなければ、人生はもっとシンプルで明るくて幸せになると思う。「君は自由だね」って僕に言う人たちがいる。昔からの友達は「君は変わらないね」って言う。たぶん、それは僕の性格からきていると思う。僕は大人でありたくない。大人って何?僕は一人の人間で、それだけのことだ。大人と子供とか、私生活と仕事とかを区別するのは好きじゃない。

Daniel : 素敵なアドバイスだね!では、最後の質問。東京のような大都市で生きることは君にとって不可欠なこと?それとも、田舎に暮らしていても同じようなものを創り出すことはできると思う?東京の生活は君の仕事や喜びにどういう影響を及ぼしている?

Jun : それは明確だね。パリに住んでいた時は、いろんなことに影響を受けた。東京に帰ってからは、「パリではこうだったな」「こういうとこは東京の方がいいな、これはパリのスタイルの方がいいな」と比較ができた。僕は名古屋のような小さい町にも住んだことがあるし、それぞれのいいところがわかっている。でも、グラフィックデザイナーという仕事は、いろんなものを見たり聞いたりする必要があると思う。それが仕事の助けになる。子供のように、自分の周りのいろんなことを見る必要がある。例えば、いい映画を見ることは、小さな町では難しいからね。

Daniel : できるだけ子供でいること、君のアドバイスを覚えておくよ!ありがとう。

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Traduction japonaise : REIKO NONAKA

PHOTOS PRESENTEES POUR L'INTERVIEW © JUN HORIDE

.....................................................JUN HORIDE WEB SITE JUN HORIDE WEB SITE

 

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