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MURAGUCHI SUSUMU
UNE INTERVIEW EXCLUSIVE réalisée par daNIel le s'est déroulé le 22/09/2009 à Tokyo Ogikubo au Pub ROKUJIGEN.

INTERPRETE PENDANT L'INTERVIEW : MME OKADA YOSHIKO

TRADUCTION FINALE : MME HARUMI SUZUKI

村口進さんは、ピアニストで写真家。待ち合わせ場所、荻窪の「6次元」という名のカフェには優しい空気が流れ、彼とのインタビューは親密な時間であった。私たちの夢を膨らませるヒントが詰まった、彼の言葉をみなさんに贈ります。

MURAGUCHI SUSUMU

ダニエル:村口さん、あなたは多方面に活躍するアーティストですが、ご自分について少し説明して頂けますか?

村口さん:私は鍼灸マッサージ師を専門にしています。同時にピアニストでもあります。主なジャンルはジャズ演奏です。その他には写真を好んで撮り続けています。

Daniel:あなたの写真を見て、まず疑問に思ったのは「誰がこれらの写真を展示用に選んでいるのだろう?」でした。

Muraguchi : 友人に写真コンクールを紹介されたんです。数ある写真から選んでみたらどうかと。

Daniel : その友人に、あなたの写真を見て何を感じるか、聞いてみる事はありますか?その方の意見を求める事はありますか?

Muraguchi:写真を撮るときは1人で行うし誰の助けも借りません。その後の作業のみ意見を求める事はあります。

Daniel:どんな意見を求めるのですか?

Muraguchi:私は視覚障害者ですから、当然写真がどう出来上がったかは見ることが出来ません。だからどんな写真に仕上がったか、何も知る事が出来ません。でも私が何故その写真を撮影したかについては、はっきりしています。写真を見た人の意見を聞く時、私は自分の写真について多くを知る事が出来るのです。

Daniel:わかりました。でも、展示会に出すためには写真を選ばなくてはいけないでしょう?他の誰かが、展示用の写真を選ぶ作業をしている。それについては全面的に信頼して任せているのですか、それともご自分の基準をお持ちで、それを考慮してもらいつつ選んでいくのでしょうか。

Muraguchi:私は自分の作品が実際には見えませんが、それぞれの写真を撮った瞬間については記憶しています。友人から選んだ写真を提案してもらい、最後は自分で展示したいものを選ぶようにしているんです。

MURAGUCHI SUSUMU

Daniel:さて、私が行っているインタビューにはみな同じテーマがあって、全てのアーティストの方に同じ質問をし続けています。それぞれが自分の奥深くに持っているであろう「夢」について…なのですが、ひょっとすると、そもそも夢など、あるかどうかわからないと思う人もいるかもしれません。それでもお聞きしたいのですが、あなたは人にはみな、それぞれの奥深い場所に夢が、それもたった1つだけの夢があるとお考えになりますか?

Muraguchi:みんな、いくつかの夢を持っているでしょうね。

Daniel:音楽や写真を表現することは、あなたの夢を実現する理想的な方法だと思いますか?

Muraguchi:私は写真や演奏が夢の実現に役立つものだとは、全く考えたことはないです。そんな風じゃなくて、簡単に言えば、私は音楽や写真を楽しんでいるんです。楽しんでいるうちに夢を見つけた、と言うほうが正しいかもしれない。

Daniel:自分の心に辿り着くためには、芸術活動が一番だと思いますか?
アーティストだけが自分自身と向き合うことが出来ると?

Muraguchi:私にとっては、アートは自分の夢につながる唯一の手段です。

..............MURAGUCHI SUSUMU

Daniel:でももっと一般的に言って、ここで言うのは人々みんな、という意味ですが、アートだけが自分自身に近づくたった一つの手段だと思いますか?

Muraguchi:いえいえ、そこまでは思いません。他の手段もあるでしょう。私の場合は、もちろん芸術活動が最重要ですが、それは私がお金の心配をせずに生活して行けることも関係あるでしょうね。演奏したり写真を撮りながら、相手に喜びを与えたり、反応を見る。彼らのコメントこそが私の原動力なのです。生計を立てる事に比重が多い場合は、僕とはだいぶ違うでしょうね。でも他にも自分自身になれる方法はあると思いますよ。

Daniel:じゃあ、自分の道を見つけ出すためにアーティストに必ずしもなる必要はないという事でしょうか?

Muraguchi:他の人について話すのは難しいなぁ!私は一般論が苦手なんです。

Daniel:じゃあ私は一般論で行きますね。もし何かを実現したかったら、自分自身になるべく近づきたかったら、人生をまっとうしたかったら、とにかく自分に嘘を付いてはいけないと私は思っています。自分に正直であるべきだと。「自分に正直」というフレーズについてはどう思われますか?

Muraguchi:私に関して言えば、自分の作品に触れた人の反応を気にしない時こそが、自分に一番正直になれたと言えるでしょう。結果を気にせず演奏したり写真を撮ったりして、場合によってはそれが人を喜ばせる事になる、そういうのが私は好きですね!

Daniel:と言う事は、ひょっとして正直でないアーティストもいる、と考えますか?

Muraguchi:その通り!でも、そういうアーティストを批判するつもりは全くありません。やっぱり生きるためにはお金を得なければいけないから!仕事と言うものは時に、私たちに不正直さを強要することもあります。

Daniel:物質的な束縛が私たちを嘘つきにしてしまう!

Muraguchi:それは普通な事です。

..............MURAGUCHI SUSUMU

Daniel:とても興味深いですね。と言う事は、自分にどうしてもまっ正直でありたいと願うアーティストは、評価される場が少なく作品で食べていけないと言えるでしょうか…。大衆受けするには、正直さはハッキリ言って必要とされないと、断言出来ますか?

Muraguchi:その通りです。大衆受けするためには、正直さは求められない。

Daniel:あなたは、作品を世に出すにあたってアーティストには責任があると思いますか?作品によって生み出される結果について、という意味ですが。

Muraguchi:どこまでが自分の責任か、判断するのは難しいですね。一度自分の手を離れてしまった作品は、その人のものだから。

Daniel:あなたにとって本当の意味で、生きている人とは具体的にどんな人でしょう?

Muraguchi:うーん…非常にむずかしい、ひょっとしたら答えるのが不可能かもしれない質問ですね。私にとっては、どんな難しい状況でも常に小さな喜びを見つけられる人、でしょうか。

Daniel:面白いですね、全てのアーティストがみな違う答えを持っている!

Muraguchi:この質問、1つのイメージだけで具体的に答えるのは難しいです!

Daniel:そうですね、でもこの質問は話のきっかけになるんですよ(笑)!
さて、話は変わりますがあなたにとって音楽や写真に一番影響のあったアーティストは誰ですか?

Muraguchi:たくさんいますよ!まずは私が3歳の時に習っていたピアノの先生。彼女は音楽を奏でる事は音で絵を描くようなものだと教えてくれました。多くの場合、私は即興演奏ピアニストが好きです。

Daniel:写真については、他の写真家との交流はありますか?

Muraguchi:私は他の写真家の作品を見る事が出来ないんです!でも彼らは私の作品を見てくれて、あなたのように自由に写真を撮れたらいいのに、なんて言ってくれる事もあります。ある写真家なんかは、村口さんって本当に視覚障害者なんですか?なんて聞いてきた事もありました。

aniel:とても良い締めくくりでした!(笑)どうもありがとうございました。

Photos © MURAGUCHI Susumu

SPECIAL THANKS FOR ROKUJIGEN PUB IN OGIKUBO

 

 

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