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REIKO NONAKA

UNE INTERVIEW EXCLUSIVE réalisée par daNIel le 23/01/2010 dans le quartier de Belleville à Paris.

TRADUCTION JAPONAISE : REIKO NONAKA

........REIKO NONAKA

Daniel : あなたは日本のどの地方の出身ですか。

Reiko : 長崎で生まれ育って、高校を卒業後、広島の大学に行きました。大学卒業後は、大阪で働きながら、京都に住んでいました。

Daniel:どんな勉強をしたんですか。

Reiko:大学では家政教育の勉強をしました。日本では、家庭科は小学校から高校まで義務教育の科目なんです。高校の家庭科の先生になりたいと思っていたのですが・・・結局その仕事は選ばずに、システムエンジニアになりました。写真に興味を持ち始めてからは、働きながら写真学校に通って写真を勉強しました。

Daniel :それから、フランスに来たんですね。すでにフランスのことは知っていましたか。

Reiko:はい、すでに旅行で何度か来たことがありました。

....................REIKO NONAKA

Daniel:フランスで生活するという決心をするのに、何か特別な出来事があったんですか。

Reiko:20カ国くらい、いろんな国に旅行したんですが、フランスに一番魅力を感じました。

Daniel:何か理由があるんですか。

Reiko:日本では京都に住んでいましたが、京都と同じようにパリには、何か似たものを感じました。それが何かはうまく説明できませんが・・・。

Daniel:全く違う2つの場所なのに、あなたに何か同じものを感じさせるんですね・・・あなたはフランスに住んでもう4年ですよね。フランスの文化、少なくともパリの文化には慣れたでしょう(笑)。そこで聞きたいのですが、この2つの国、日本とフランスでお互いに学べる点をあげるとしたら?フランス人が日本人から学べることは何だと思いますか。

Reiko:日本には、「相手の身になる」という概念があります。例えば、だれかと話している時、まず相手の身になって物事を考える。私がこう言ったら、相手はどう思うかな?と考えるんです。これは、日本の文化の中ではとても大事なことで、一種の日本人の優しさだと思いますし、私はとてもいいことだと思っています。

....................REIKO NONAKA

Daniel:確かに、その概念は、フランス人にはものすごく欠けているね(笑)。ここでは、むしろまず自分のことを考えるからね。それでは、フランスの文化で日本人に提案できるよい点は、何だと思いますか。

Reiko:その質問は簡単です(笑)。人生を楽しむことです!

Daniel:僕はよく、日本には、ここより多くの笑いや微笑みがいたる所にあると思うけど!

Reiko:日本では、微笑むのは、当たり前のこと。でも、それが本心から来ていないことが問題なんです・・・。

Daniel:あなたの人生の中で、写真をやりたいと強く思うようになった時期はいつですか。

Reiko:大阪で働いていた時、アンリ・カルティエ・ブレッソンの写真展を見に行って、すごく感動したんです。彼が私の人生を変えました。

...................REIKO NONAKA

Daniel:その写真展の前には、写真のことを考えていなかったんですか。

Reiko:考えていませんでした。

Daniel:それにしても、そんな小さな出来事が私達の人生を一変させるなんて、すごいよね!あなたにとって、写真は、距離を置いて世の中を観察するための手段ですか、それとも逆に、社会に参加するための手段ですか。

Reiko:写真を持って社会に参加しているとも思わないし、距離を置いて世の中を眺めているつもりもないです。どちらでもありませんね。でも・・・写真は、本当にすごい(笑)!写真を通して、私は、世の中をより理解できる。世の中にある大切なものを、写真を通して感じ取ることができるんです。

Daniel:展覧会であなたの写真を見せるとき、写真を見る人の中に何かを引き起こすことができると思いますか。何かを伝えたいという思いがありますか。

Reiko:もし、私の写真を見た人が、何かを感じ取ってくれたらとても嬉しいですが、それが私の狙いではありません。

....................REIKO NONAKA

Daniel:今回のオブジェシリーズの作品を見た人から、何か反応やコメントがありましたか。

Reiko:ある人が、私の写真を見て、彼女にとって大切なことに気付いたと言ってくれました。彼女は、それが大事だということを知っていたけど、いつからかそのことを忘れていて、でも、私の写真を見て、そのことを思い出したと言っていました。私は、それを聞いてとても嬉しかったです。

Daniel:僕もこのオブジェシリーズの作品が大好きです。“KIKOERU ?”のテーマとまさに一致しているからね。ところで聞きたいんだけど、あなたは自分の人生を、ある道に沿って進んでいると思いますか。僕が言っている道というのは、運命やすでにひかれている道のことではなくて、むしろ、私達に起こる全ての出来事の中に存在するような、必然的なものなんだ。反対に、何事も偶然の出来事だと考える人もいるけど・・・。

Reiko:私は、日本で働いていた時は、自分の人生で本当にやりたいことがわからなくて、それを見つけない限り前に進めないと思っていました。でも、写真に出会ってから、考え方が変わりました。私は一生写真をやっていくという確信が自分の中にあるので、たとえ先が見えなくても、前に進めるようになりました。

Daniel:みんな、心の奥底に夢を隠し持っていると思いますか。

Reiko:夢という言葉は、とても意味が広くて、限定するのが難しいです。私にとっては、かなえるための夢でなければ、意味がありません。

........REIKO NONAKA

Daniel:確かに、「夢」という言葉は意味が広すぎるよね。僕は、唯一の夢というのは、ほとんど見つけられないようなものだと思うんだ。ほとんど聞こえない遠くからの声で、でも、私達を遠くから導いてくれるもの・・・。あなたは、私達の奥底に、この唯一の夢がずっと前から存在していると思いますか。

Reiko:いいえ、そうは思いません。そんなに簡単に見つけられるものではありません!心からそういったものを望んで積極的に探し求めて、初めて、私達の中に夢が芽生えるのだと思います。

Daniel:つまり、私達の行動や意思によって、私が夢と呼んでいるようなものが、私達の中に生まれるということですか。

Reiko:そうです。まず望むこと、そして行動することです。夢を実現するために具体的に動いていけば、夢は少しづつ進化し始めて、現実的なものに変わっていきます。でも、動かなければ、夢は私達の奥底に潜んだままです。たとえ夢があったとしても、夢は単なる夢でしかない。

Daniel:つまり、願望と行動が夢を実現させるということですね。でも、その夢が私達を導き、私達の思いや行動を引き起こしていると言うこともできるのでは?

Reiko:夢が私達を導いているわけではないと思います。望み、行動するのは、私達です。能動的にならなくてはいけません。絶対に受け身になってはいけないと思います。夢が私達を導いてくれるのをどんなに待っていても、夢は何もしてくれません。眠ったままです。

........REIKO NONAKA

Daniel:とても興味深いね!ありがとう。最後に、あなたの今後の写真のプロジェクトについて話したいんですが。

Reiko:去年から、双子のシリーズの写真を撮っています。私が双子であるということは、私にとって根本的なことですから。

Daniel:何か特別なものを探しているんですか。

Reiko:私は双子なので、双子の特別な関係がとてもよくわかります。両親でもなければ、兄弟でも姉妹でもなく、私の双子の妹は私の一部なんです。私が写真をやっているのは、私が双子だからかもしれません。私達はお互い鏡のように映しあっている。写真も一種の映り込んだ像ですし・・・でも、まだまだもっと深く研究しなくてはいけません。このテーマは、一生かけて取り組みたいと思っています。

REIKO NONAKA

PHOTOS © REIKO NONAKA

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