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SHARON EVANS

UNE INTERVIEW EXCLUSIVE réalisée par daNIel le 11/01/2007 au Bar de l'Ogresse à Paris (20).

TRADUCTION JAPONAISE : SHIHO SHIMONAGANO

SHARON EVANS

パリ20区、カフェドゥログレスに、シャロンエヴァンスの心地よいアメリカなまりのフランス語がひびいている。彼女は、スペクタクルが行われる小さなバーやカフェを、彼女の音楽や言葉で包み込む。彼女を目の前にすると、少し空白が埋められていくような気がする….

ダニエル(D):自己紹介をしていただけますか? あなたは、物語や音楽のスペクタクルを創っているのでしょう?

シャロン(S):それはつながっていることなの。私は、音楽を作るけど、作詞もするわ。 私は、言葉と音楽、それぞれまたは両方に夢中なの。私は、書くことも演劇も大好き。だから私は物語に引き寄せられたの。物語とは、ある物事を深めてくれる。もしかしたら歌や音楽以上にね。でも、それは私だけの意見だけど。

Daniel :「ある物事を深める」というと?

Sharon : みんなひとつの物語に対して、共通のイメージ・お話を持っていて、その物語のおかげ で、コミュニケーションをとることができるんだと思うの。もしかしたら、音楽よりもっと簡単 に。音楽は、そのスタイルによってバリアがあるから・・・物語、それの考えとは、みんなが理解できるものなの。
ジョン・ミッシェル(JM):物語は、もっと開放的だと・・・

Sharon : もっと開放的なだけじゃなく、自分の中を埋めるイメージを呼び起こしてくれるの。音楽だと、そのスタイルによってブロックされてしまうかもしれない。ラップを嫌いな人は、その歌詞を聞こうとしないでしょう!だから、私にとっては、物語とは、人との関係、私自身の中にあるイメージとの関係、書くこととの関係を深めさせてくれるものなの。それは、自分に専念することと強くつながっている。

どんな物語でもいいってわけではないわ。語り手は、みな同じことを言うでしょう。私たち

は、自分に響く物語を選ぶ。時には、それがどうしてだかわからない。でも、その物語について専念したら、自分の何かを明らかにしてくれるでしょう。セラピーになるというわけではなく、ちょっとニューエイジ風に言うと(ニューエイジって好きじゃないけど)、本当の意味でのホリスティックなの。
物語は奥深くへと語りかける。語り手にとっても、聞き手にとっても同じくらいね。信じがたいほどよ!あなたがある物語を読むと、それが鳴り響き、なぜだかわからないけど「この物語を語りたい」と思う のよ。

Daniel : 鳴り響くという意味は?

Sharon : あなたの中でのこだまする、あなたがもう聞いたことがあるものよ。あなたはこの物語を語りたいと思う、でも、そのためには、その物語を独占しないといけない。5人が同じ物語を語っても、絶対に同じ話にならないようにね。

あなたは、自分につながる物語を語ろうとするでしょう。だから、あなたは、その物語とまるで人間どうしであるようなつながりを持つの。アンリ・グゴーは、物語とはまるで生きている友達のようだとよく言ったわ。一緒に時間を過ごすほど、よりよく知り合うことができる。ある意味では、人はその人自身を映す鏡なの。だから、私がある物語の響きについて語る時とは、その物語が自分を映す鏡である時なの。

Daniel : 日常生活において、他人と比べてギャップを感じるときがある?

Sharon : ある時は、全くギャップは感じない。ただ他人と違う人生を歩んでるって感じるだけ。

むしろ一般論とのギャップを感じる時があるわ。もし、もうけ主義の会社で人生を送っていたら、確かにギャップを感じるでしょう!でも、個人と話す時、私はそんなにギャップは感じない。普通、私は、心から話ができる相手なのかどうか、見極めることができるの。心から語ることができないと、コミュニケーションをとることは難しい。それがギャップを感じるってことよ。

あるアーティストに対してもギャップを感じるわ。なぜなら、私が興味があるのは、精神的に可能な限り発展することだから。

成功すること、もうけることしか考えていない人に対してもギャップを感じる。でも、私の奥深くでは、この世界に、この社会に属していること、自分の居場所をおいていることにギャップは感じていない。他人と同じではないってことだけ。

アーティストの中には、自分を特異な存在にするためにギャップを主張する人もいるわ。

....SHARON EVANS

Daniel : 朝仕事ヘ行き、選択の余地がないとつぶやく、アーティストではない人々も、創造的でありたいという願いを持っていると思う?

Sharon :それは、アーティストだけが創造的であるっていうほのめかしね。私はそうは思わない。私は、創造したいという情熱があれば、ほとんど全ての分野に取り組めると思う。そこには、アーティストとしての道を選ぶこと、もっと安定した人生を選ぶことという選択があるの。でも、アーティストなのに創造的でない人、アーティストではないのに創造的な人がいる!

アーティストでない人たちはアートとつながるチャンスを得なかったか、そのチャンスを得たとしても追求する勇気がなかったか・・・

もしくは追求したくなかったか・・・

そして、さっき言ったみたいに、アーティストだけどあまり創造的ではない人がいるの。

..............SHARON EVANS

Daniel : 創造的とはどんな意味?

Sharon:いろいろなことよ。革新的であることって言えるでしょうし、あるシチュエーションであらゆる可能性をみいだすことができることとも言えるでしょう、目の前のことしか見えないのではなくて!困難なことに対して解決方法を見つけられること。困っている人の話を聞き、その問題を他の角度から見つめなおす方法を提案すること。人生を設計することもそうでしょう。子供を育てることも・・・

Daniel : 仏教に通じますね。

Sharon : 私が仏教徒になった時(とっくにそうだったのだけど)ラマ僧と話をしたの。彼によると、普通仏教である人やそれに魅かれる人は、既にそういう気持ちをもっている人だと・・・仏教の中に、彼らが以前から信じていたものを見出す人々なの。一方では、新発見したと思う人もいる・・・

仏教センターにやってくるたくさんの人を見てきたラマ僧の経験によると・・・彼らは、全ての問題を解決する方法を見つけたと思うそうよ。彼らにとって、新しく奇特なものを!まるで、それが万能薬かのように!それが奇妙に感じるなら、内面から生み出されたものではな い、だから彼らは長く続けられないのよ。彼らは「スピルチュアルスーパーマーケット」で買い物をしたの!それが仏教に通じるといっても(私はずっと仏教徒なのだけど)そういう言葉は知らないわ。

Daniel :アーティストは、人がよりよく生きる手助けができると思う?

Sharon : 扉にはなれると思う。例えば、何かを理解することが難しい人がいたら、私たちアーティストはその触媒にはなれる。でも、それは私たちのおかげではない。その人が、あるフレーズのこだまを理解する力を持っていたおかげよ。私たちは、他の人たちが「ああ、そうか」とひらめくことができるように、語りかけるというチャンスに恵まれたんだわ。

アートが存在しない世界なんてがまんならないわ。アーティストは、美を提供するためだけの存在ではない。自問する可能性を与えること。喜びを提供するだけでもない。人によっては、その物語を聞くことにうんざりしても、2日後にはもう忘れてる。

だから、奥深くで変化を起こすには、やはりその人が「理解すること」の準備ができていないといけないと思う。

Daniel : あなたを突き動かし、探させ、発見したいという思わせる何かがある。人それぞれ、同じ何かを持っていると思う?それぞれ、何かを成し遂げられる?

Sharon : 私は、ラマ僧へ同じ質問をしたわ・・・人間は、みんな自分の居場所を探してると思う。だからラマ僧へ「それぞれの居場所はありますか」と尋ねたの。それに相当する答えは得なかった。過剰な期待を「押し付ける」という意味で、おかしな質問だったからだと思う。つまり、みんなそれぞれ自分の居場所を探しているだろうけど、その居場所が、存在するところによって限られるのか、何をしているかということによって限られるのかどうかはわからない。

Jean-Michel : 居場所を探さない人はいない・・・

Sharon : みんながそのことを考えているのかはわからない・・・探してないようでも、もしかしたら 探したけど、傷ついたためにあきらめてしまったのかもしれない。

Jean-Michel : 例えば、生活に邪魔されて、探す時間がない・・・

Sharon : 探していることを意識せずに、探している人もいるかもしれない。仏教の話に戻るわ。人は私に「なぜチベット仏教に魅かれるのか? あなたはアメリカ人で、フランスに住んでいて、カルチャー的にはちょっと・・・」って。で、私は答えるの「人にはそれぞれの幸せがある」ってね。

私たちが苦しみを味わってしまうのは、自分の外側に幸せを探すからなの。

それぞれが自分の居場所を探すけど、それは同じものではない。幸せを探す人にとってはそれがその人の居場所だし、会社で昇進することが目的の人はそこがその人の居場所なの。でも、私たちは、自分の奥深くで不満を感じている。なぜなら、本当の居場所を探していないから!「私たちの居場所」といえるはっきりしたものをね。

苦しみをもたらしてしまうのは、探すべき場所で探さないがために、自分の居場所が見つけられなかったことによると思うわ。私は、みんなそれぞれ居場所を持っているんだと思う。でもそれは目に見えるものではなく、「語り手として有名になりたい」というものでもない。そういうことは私の外側にあるものよ!それぞれの居場所とは、自分が自分自身に対して位置づけるものだと思うわ。

Daniel : 居場所・・・私に強く訴えかけてくる言葉です。居場所を得ること、それは現状維持主義の始まりになるでしょう。私たちが居場所を探すと、それはもう消えてしまっている。なぜなら、人生は常に動いていて、アンバランスであり続けるから・・・

Sharon :そのとおり!人生は、変化するもの。だから、私たちの居場所は私たちの中にあると思うの。人生に対してどう位置づけるかってことなの。人生はいつも変化するから。

人が苦しむのは、全てのことは変化するということをわかろうとしないからよ。彼らは、実在しない安定性に人生のベースをおいてる。

もしかしたら、明日死ぬかもしれないし、一生懸命働いていても失業するかもしれないし、

妻、夫を失くすかもしれない。全てのことがひっくり返るかもしれない。明日自動車・バイク事故にあうかもしれないわ。私の場合、休みなく働く自分に対して、あまり予想をしないで仕事に取り組むようにねって言ってるわ。

残念ながら、人は希望や恐れに左右される。時には、人生が提案することが見えない。なぜなら、私たちはひとつの場所にしがみつきたい、動きたくないと思うから。そして、いろんなものを見過ごしてしまうの。

....SHARON EVANS

Daniel : あなたが今生きている人生は、あなたがやりたいことと一致している・・・

Sharon : 今やりたいこと? そう遠くないわ。

一致しないことといえば、自分に対して好意的ではないことね。

私は、たくさんのチャンスを得たわ。自分に対して要求が多すぎて、なかなか満足できな
い。もし私が正直だったら、私がやりたい通りにやっているって言えるでしょう。でも、時々わからなくなるの。私の欠点は、自分を放っておけないことね。

私のやりたいこととは、それを、私の人生において、具体的に形にして実現すること。私は、新しいページを開くことに何のためらいもない。今年、私は、5劇団のために音楽を作らなければいけない!アイデアを尽きさせないこと、それが私にとっていちばん大切なことよ。もうけ主義ではなくってね!私は、今自分がやっていることとの調和がとれてるの。私は、ある物語を語りながら、突然「ほら音楽がなくっちゃ」ってつぶやくの。それはね・・・最高の時間なのよ。

PHOTOS © SHARON EVANS

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