私が難聴のご家族に補聴器をおすすめする理由

補聴器おすすめ

私がこのブログを運営しているのは、私の祖父の補聴器にまつわる実体験がきっかけです。

私が子供の頃、私、姉、父、母、祖父、祖母の6人家族でした。

いわゆる昭和の時代の田舎の典型的な家族で、祖父と祖母は農家をし、父と母は会社員をしていました。

私の祖父は早い時期から難聴でした。

私の記憶が正しければ、祖父は60代後半の頃からはもう軽度の難聴になっていたと思います。

86歳で亡くなったのですが、亡くなる直前の数年間で急激に難聴の程度と認知症が加速したのですが、60代後半から70代後半の間、そこまで難聴が悪化する事なく、軽度の難聴を患っていた程度でした。

しかし、軽度の難聴であっても私は高齢者の方には補聴器を利用する事をおすすめしたいです。

プライドが邪魔して補聴器を頑なに拒否し続けた祖父

私の祖父は、とにかく頑固でした。

もともと性格も寡黙な性格で、1人で黙々と畑仕事をするような職人気質の性格で、プライドも人一倍高かったように思います。

それもあり、最初はなかなか自分の難聴を認めようとはしませんでした。(※結局、最後までちゃんとは認めなかったんですけどね)

会話がうまく聞き取れないと、野菜や米を売る時に業者さんとのやり取りで困る事があるからと、祖母が補聴器をつける提案を祖父に何度かした事があったのですが、

「そんな恥ずかしいもん、つけられるかっ!!バカにするな!」

と大きな声で怒鳴られてしまい、それ以来祖母も補聴器を勧める事ができなくなったのです…

祖母が可哀そうで仕方ありませんでしたが、今にして思えばプライドを傷つけられた祖父の気持ちも痛いほど分かります。

ですが父は、辛抱強く祖父に補聴器の提案をし続けました。

時代劇のテレビの音量がバカでかい事で家族喧嘩に!

時代劇音量 家族喧嘩

私は今でも鮮明に覚えているのですが、祖父は時代劇を見るのが大好きでした。とりわけ水戸黄門・大岡越前・暴れん坊将軍などが大好きで、再放送を含めると毎日必ずテレビで時代劇を見ていました。

その時代劇のテレビの音量がバカでかかったのです!

一緒に居間にいる家族が部屋を出ていきたくなるくらいの大きな音量ですし、食事の際に祖父がテレビをつけている際には、勝手にチャンネルを変えると気分を害してしまいますから、私達はみんな我慢して、なるべく時代劇のまま見させてあげるようにしていました。

ただ、騒音に我慢できなくなった私が勝手にテレビの音量を下げたり、父が祖父に対して音量を下げるように忠告したりしたものですから、たびたびテレビの騒音が原因で家族喧嘩をしていた記憶があります。

「もしも補聴器をつけていたらこんな事もなかったんだろうな…」

と今にして思います。

実は祖父を説得して、高いお値段のする補聴器を試した事があります…

結局補聴器をつけてくれなかった祖父ですが、実は一度、家族の説得にしぶしぶ応じて補聴器をつけてみた時期がありました。

(これには家族の説得だけでなく、祖父の友人が補聴器をつけたという背景もありました)

後から父に聞いた話ですが、その補聴器の価格は50万円近くもする高額なものだったそうなのですが、結局つけてみて祖父の耳には合わなかったようで、「無駄な買い物をしおって!」と逆に祖父を怒らせただけで無駄に終わってしまったのでした…

ちなみにこの時に買った補聴器は有名なブランドのものですし、世間的には決して悪い評判などもなかったものです。

「店員さんがおすすめしてきた評判の良い補聴器という事もあったので、高額だったけど祖父のために購入に踏み切ったのだが…」という父の後日談を聞きました。

適切な補聴器の種類を選べば難聴に対応でき、家族喧嘩もなくなります

私がこのブログを通して難聴の高齢者に補聴器をおすすめしているのは、このような苦い実体験が元にあります。

加齢性難聴は仕方ありません。

高齢になると誰だって耳は遠くなる可能性がありますし、私だって将来そうなる可能性があります。

加齢性難聴は医学の力では治療できませんが、補聴器で対策できる方法があるわけですから、私は対策した方が良いのかなと思います。

耳が遠くなるにつれ、

  • 会話が短く、必要事項の伝達だけになる
  • 認知症・うつを発症させ、加速させるリスク
  • 人と会うのがおっくうになる
  • 転倒のリスクが高まる

など、数多くのデメリットが出てきます。

私の家族の場合は難聴がきっかけで家族喧嘩になり、最終的には父と祖父の関係性が悪化してしまいました。

「仮に祖父が生きていた時に補聴器をつけてくれていれば、もっと祖父との会話を自然に楽しめたと思いますし、結果的に父と祖父の関係性が悪化する事もなかったのかも…」と思ってしまいます。

私は祖父の事が大好きだったので、父と不仲にしている祖父を見るのが嫌で仕方ありませんでした。

今さらそんな事を想像しても意味がない事は分かっていますが、せめて私のこの経験を元に、今ご家族の中に難聴のおじいちゃん・おばあちゃんがいて、似たような状況で苦しんでいる方がいらっしゃるのなら、何かお役に立てるのではないかと思いました。

本人が難聴を認め、補聴器をつけるのには勇気がいると思います。

男性の場合は、プライドが邪魔する場合もあると思います。

難聴を患っている日本人の補聴器の普及率は、欧米諸外国と比較しても圧倒的に低いというデータも出ていますし、補聴器をつける事に対してこのような文化的な背景も邪魔していると思います。

だから私は、家族の協力が欠かせないと思っています!

私の父も母も、もう高齢者の部類に入りましたし、いつなんどき難聴を患うかはわかりません。難聴になれば、認知症やうつも加速するというのも分かっています。

ですから、もしも私の父や母が難聴になった場合には、ちゃんと向き合って話をして、正しい補聴器を選んであげたいと思っています。

自分自身の知識のまとめという意味も込めて、このブログでは正しい補聴器の選び方を紹介していきます。

>>補聴器のおすすめはどのメーカー?購入前の注意点も紹介します。