補聴器の値段

補聴器の値段と購入前に家族が知るべき4つの注意点

補聴器 値段

補聴器の購入を検討し始めたご家族にとって、補聴器の値段を知る事は販売者にいいように騙されないためにも必要です。

また、過去に高額な補聴器を購入して失敗した方にとっても、改めて価格相場を知っておくことは重要でしょう。

そこでこの記事では、日本で流通している一般的な補聴器の値段相場と、補聴器を購入する前に家族が知っておくべき4つの注意点を紹介します。

補聴器の値段は数万円から60万円台まで、ピンキリです。

値段に関してまず結論からお伝えすると、例えば3万円の補聴器もあれば、60万円するような超高額の補聴器もあります。

一般的な価格相場(片耳の価格)は下記の通りです。

基本価格帯 4~9万円
普及価格帯 10~19万円
高価格帯 20~29万円
プレミアム価格帯 30~60万円

聞こえが悪くなった高齢者に最も普及している価格帯でいえば、4~19万円の値段におさまる補聴器が多いようです。

ただし製造メーカーによって変わってきますし、同じ価格帯のものだから性能も同程度だという事はありません。

1種類1種類、どのような補聴器なのかを吟味する必要がありますね!

補聴器の購入前に家族が知っておくべき4つの注意点

補聴器を購入する場合、基本的には補聴器をつける本人が1人で購入するというケースは少なく、たいていはお子さんやお孫さんが購入してあげるというケースが多いでしょう。

ですから、補聴器を購入する本人ではなく、むしろ家族の方が補聴器の購入にあたっては知識を身につけておく必要があります。

高額な補聴器を補聴器販売店にうっかり購入させられないようにするためにも、下記の4つの注意点を頭に入れておきましょう。

補聴器を購入するのは何が目的なのかを明確にする

補聴器を購入するという事は、それをつける本人の聞こえが悪くなっている事は当然ですが、「購入するのはどういう目的のためか?」という事を改めて明確にしておくと良いでしょう。

  • 家族とのたわいもない会話を楽しめるようにしたいから
  • 仕事での会話をスムーズにできるようにしたいから
  • 孫や子供から電話を受けた際に会話ができるようにしたいから
  • 高音を聞き取れるようにしたいから

など、目的によって選ぶ補聴器が変わってくる可能性があります。

また、このように補聴器をつける目的を明確にしておくと、例えば補聴器店に足を運んだ際にも店員さんが対応をしやすくなるというメリットがあります。

高額な補聴器ほど性能や聞こえが良いわけではない

勘違いしがちな事なのですが、高価な補聴器であればあるほど、性能が良いという事は言えません。

値段の高い補聴器がそれに比例して性能もアップするという事はなく、低価格の補聴器でも十分な聞こえを実現できるものもあります。

技術レベルの進歩で最近では安い補聴器でも良いものはたくさんあります。

また、片耳に高額な補聴器をつけるよりも、両耳に安価な補聴器をつけた方が聞こえが良くなるというケースもあります。

補聴器店に足を運んで様々な種類の補聴器を見せて貰っても、その値段に目ん玉が飛び出そうになるような代物もありますから、「高額なものほど良いものだ!」と思い込んでただ店員さんにすすめられるがままに補聴器を購入しないように注意しましょう。

店員さんも商売をしているという事を忘れないようにして下さい。そりゃあ高い補聴器を購入してくれた方が嬉しいに決まっていますからね。

必ず購入前に視聴やお試しができる補聴器を選ぶようにする

最近は多くなったのですが、たいていの補聴器は購入前にしばらくの間レンタルさせて貰う事ができます。

数日間実際に補聴器をつけてみて、自分に合いそうか、聞こえが改善するかを確認できるわけです。

補聴器は高額な商品ですから、実は購入後のトラブルも決して少なくはなく、消費者センターへ慌てて電話をしたり、補聴器店との間でトラブルになる事例もあります。

ですから必ず購入前にお試しできる補聴器を選び、双方納得した上で購入するようにしましょう!

補聴器は片耳ではなく両耳に装着するのが本来は理想

日本では補聴器といえば片耳にだけつけるというイメージがあるかもしれません。

ですが、本来は左右の聞こえに差がないのであれば両耳につける事が基本です。

日本でも最近は両耳装用の方が増えてきているのですが、「煩わしい」などの理由で片側だけにつけているという方もまだまだ多いです。

(補聴器工業会のレポートによると、日本人で補聴器をつけている方の中で両耳装用の方の割合はわずか45%しかないというデータがあります。これは世界の諸外国と比較すると圧倒的に少ない数字です。)

補聴器を両耳に装着するメリットは下記の通りです。

  • 正しい方向感覚が得られる
  • 左右どちらから話しかけられても聞こえる
  • 片耳だけの装着の時よりも疲れない
  • 聞こえの回路の劣化を防げる

こうしたメリットを考慮すると、やはり補聴器は両耳に装着するべきなのですが、そうなると左右両方の補聴器を購入する事になるので、お支払いは補聴器2つぶんの値段になるという事も考えられます。

両耳セットだと割引になるメーカーもありますし、最初から両耳に装着できるように設計されている補聴器もあったりするので、購入時に慌てないように最初から“補聴器は両耳に装着”と覚えておきましょう!